宮城県議会議員 田口雄二(たぐちゆうじ)

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会派「新みやざき」が県外調査に(6月7日)

調査最終日は、「神話博しまね」が、7月から開催される出雲大社隣りの「県立古代出雲歴史博物館」へ。

ここで出雲観光協会の小野事務局長に観光の実態と古事記に関連する取り組みについてお話を聞かせていただきました。

その後、国宝の遺跡からの出土物が多く展示されている館内を見学。博物館をご案内いただいた矢野健太郎学術員は、なんと延岡市日の出町の出身でした。

延岡東高校、九州大学、大学院を経た後、今回の古事記に関して募集があり、2年前に採用されたそうです。今後、宮崎県と島根県の大きな懸け橋となるようご活躍をお祈りいたします。

この後は、出雲大社をご案内いただく。ご本殿は平成の大遷宮、60年に一度の大改修が行われていましたが、屋根の葺き替え工事は終了しており、前々からの願いが叶って、わずかではありますが本殿を拝むことが出来ました。

さすがに全国の800万の神様が旧暦の10月には、出雲大社に集結するだけあって威厳があって、まさにパワースポット。

この出雲大社を最後に3日間の調査は終了、出雲縁結び空港から島根県を後にしました。

(島根県の視察を終えて)

今回の島根県視察後、公共事業について真剣に考えさせられました。

松江市で、前から行ってみたいと思っている山陰の小京都「津和野」までの所要時間を聞いたら、なんと車で5~6時間はかかるとの返事。

島根県の一番西ではありますが、竹下総理を誕生させ、県民一人あたりの公共事業投資額が全国一を継続してきた島根県がこの状況です。

山陰地方の海岸線には、まだほとんど高速道路が出来ていません。しかし、人口71万人の島根県、人口58万人の鳥取県ともに本土に2つずつも空港があります。

圧倒的に保守地盤の島根県は、これまで国から大きな予算をとりながら、本当に必要な公共事業に取り組んできたのか、これで県民が満足しているのか疑問です。

同様に社会資本整備の遅れている宮崎県においては、本当に県民に必要な公共事業を最優先して取り組んでいるのか、県議会がしっかりとチェックして参ります。

①   県立古代出雲歴史博物館

②    延岡出身の矢野学術員

③    平安時代の出雲大社本殿の模型(古代出雲歴史博物館)

 

④   出雲大社

  ⑤   三角屋根が大本殿(全体を見ることは出来ない)

⑥   日本最大級のしめ縄の前で